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  -  Scorn Defeat 20th Anniversary Gig
Release:2013 年
Type:live album
Label:Mort Productions
Country:Japan
Genre:Black Metal
Scorn Defeatリリース20周年記念しての浅草でのギグを収録したライヴアルバム。ヴェノム、バソリー、デスのカヴァーも演奏しつつデビュー作、2作目の楽曲をプレイ。音質は余り良く無いが、アングラなブラックメタル感があって中々。ミライ氏のキレた歌唱と演奏陣のまとまり感も見事である。サイファンであれば、見つけたらゲットすることをオススメする。
(満足度 87%)
登録日:2024-05-06
更新日:2024-05-06
  -  When Eden Burns
Release:2006 年
Type:full-length
Label:Dockyard 1 Records
Country:Sweden
Genre:Power Metal
3作目。濃厚なイェンスの歌唱で牽引するドラマティックパワーメタルを存分に展開。リフ、リードもこれでもかと盛り上げる素晴らしい作風。前作に引き続きブラガファンは押さえておくべき一枚。
(満足度 88%)
登録日:2024-05-06
更新日:2024-05-06
  -  Evolution Purgatory
Release:2004 年
Type:full-length
Label:Noise Records
Country:Sweden
Genre:Power Metal
2作目。ブラガ風味の勇壮なパワーメタルで進軍する。どの曲もかなりクオリティが高く上々の仕上がり。何と言っても、ハンズィヴォイスのイェンス・カールソンの素晴らしい歌唱がグイグイと牽引して行く様が痛快。ブラガファン必聴。
(満足度 88%)
登録日:2024-05-06
更新日:2024-05-06
  -  Final Days
Release:2021 年
Type:full-length
Label:AFM Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
7作目。変わらぬメロディックなパワーメタルを推進。益々聴きやすく万人受けするスタイルに移行したような印象を受ける。序盤は少々物足りなさもあるが、そこは極上のシーブ様の歌唱力でカヴァーしている感じ。初期のフォーク色を湛えた濃いめのサウンドに心酔してた身としてはやはり少々の物足りなさはあるがね。中盤の”Interstellar”辺りは本来のオルデンらしい楽曲。それ以降もツインリードをフィーチャーしたりと、らしい雰囲気も出しながら進んでいくので一概に悪くは無いね。あと他サイトで、近年のコーラスでのクワイア多用についてネガティブな意見を耳にしたが、これには筆者も同意する点だ。期待してるだけに厳しいことを言うが、決して本アルバムは駄作では無いよ。
(満足度 84%)
登録日:2024-05-06
更新日:2024-05-06
  -  Procella Vadens
Release:2010 年
Type:full-length
Label:Season of Mist Underground Activists
Country:Germany
Genre:Atmospheric Black Metal
3作目。ジャーマンアトモスフェリックブラック。ピアノの甘美なSEからメロウなトレモロでスローな展開を見せる。ヴォーカルは絶叫型。オーソドックスな作りであるが、泣き具合も十分でフック感もあるし今後も期待できる。
(満足度 85%)
登録日:2024-05-05
更新日:2024-05-05
  -  Безвірник
Release:2017 年
Type:full-length
Label:Dub Buk Katafrakt
Country:Ukraine
Genre:Black Metal
2作目。無骨さの中に滲む哀感というキーワードが当て嵌まるような漢気のブラックメタル。力強く激情のリフワークで勇壮に進軍する様が筆者的にかなり好みのサウンド。クルトの歌唱も胸を掻きむしるような絶叫で楽曲の雰囲気にマッチしている。激走感がなくてもガッツリと聴かせる凄みは流石Dub Bukで鳴らした歴戦のメンバーが在籍しているからであろう。素晴らしいアルバムである。Peace to Ukraine!!!
(満足度 95%)
登録日:2024-05-05
更新日:2024-05-05
  -  Banished by Sin
Release:2024 年
Type:full-length
Label:Reigning Phoenix Music
Country:United States
Genre:Death Metal
13作目。フロリダ発デスメタルの帝王による新作。開始の出音で名盤の確信。グレン・ベントン先生の強烈なガテラルも神々しいが、テイラーとケヴィンのツインギターのローリングを仕掛けるかのような多彩なリフパターンとクレイジーなリードが絶品のテイスト。また、先生と共に唯一のオリジナルメンバーであるスティーヴ・アシームのヘヴィなボトムをガッチリと支えるドラミングも正に鉄壁。約3分の中でドラマを完結させる作曲スタイルをベースとして、ブルータルな音像で全てをなぎ倒すかの如きサウンドがディーサイドの根幹を為していることを十二分に感ずることが出来る。先生ご馳走様です!
(満足度 97%)
登録日:2024-05-04
更新日:2024-05-04
  -  Redimus
Release:2004 年
Type:full-length
Label:Blackend
Country:United Kingdom
Genre:Symphonic Black Metal
4作目。前作を継承するシンフォニックでドラマティックなブラックメタルだが、フック感は少々低下した様子。引っ掛かりがなく聴き流してしまう作風なのが惜しいな。
(満足度 79%)
登録日:2024-05-04
更新日:2024-05-04
  -  Kings of Chaos
Release:1999 年
Type:full-length
Label:Blackend
Country:United Kingdom
Genre:Symphonic Black Metal
3作目。特徴だったダニヴォイスのジョンが抜け、前2作のCoF路線から脱却、普遍的なシンフォニックブラックへと遷移を遂げた。相変わらずクオリティの高いサウンドなので、ファンは満足できる作風だと思う。
(満足度 89%)
登録日:2024-05-04
更新日:2024-05-04
  -  Dark Requiems... and Unsilent Massacre
Release:1998 年
Type:full-length
Label:Blackend
Country:United Kingdom
Genre:Symphonic Black Metal
2作目。ジョン・ケネディのダニヴォイスを主軸に据えホラーチックなシンフォニックブラックをひたすらに邁進。緩急織り交ぜたドラマティックな泣きのメロディがやはり秀逸で、ヘカテ・エンスローンドの強みがしっかりと表現された力作に仕上がっている。
(満足度 89%)
登録日:2024-05-04
更新日:2024-05-04
  -  The Slaughter of Innocence, a Requiem for the Mighty
Release:1997 年
Type:full-length
Label:Blackend
Country:United Kingdom
Genre:Symphonic Black Metal
1作目。英国のシンフォブラック。サウンドからしてクレイドル・オブ・フィルスとかなり被るね。ジョン・ケネディの歌唱も、ダニにそっくりだ。と言いつつ楽曲のクオリティは高く、ドラマティックで泣きがたっぷりと塗布されており好みである。むしろかなり良い。と言う訳で、CoFファンは必聴。
(満足度 89%)
登録日:2024-05-03
更新日:2024-05-03
  -  Gunmen
Release:2017 年
Type:full-length
Label:AFM Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
6作目。ゴージャスなシンフォニックSEを身に纏い、ジャーマンメタルの若き旗手はパワフルに疾走を始める。フォーク色も豊かに、例えるならばスウェーデンのファルコナーである。シーブの歌い上げる歌メロもドラマティックに華麗さも感じさせながら、自力のパワーメタルを愚直に表現。2本のギターが織りなす旋律感も相変わらず強力で魅力的。ニューホープとしての責務もしっかりと果たしつつ成長を続けるオルデン・オーガンに引き続き大注目である。
(満足度 88%)
登録日:2024-05-02
更新日:2024-05-02
  -  To the End
Release:2012 年
Type:full-length
Label:AFM Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
4作目。前作に引き続きシンフォニックに、質実剛健なジャーマンメタルのフォーマットに沿って展開。リフがメロデス風なのも新世代バンドらしい軽やかさを感じさせる。フォーク色も強め、楽曲のアレンジ感も向上して実に良い雰囲気を持ったバンドへと成長したね。”Land of the Dead”を始め疾走チューンも強力だ。
(満足度 88%)
登録日:2024-05-02
更新日:2024-05-02
  -  Easton Hope
Release:2010 年
Type:full-length
Label:AFM Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
3作目。ジャーマンパワー。メロディックに剛健に疾走し、中心人物、ゼバスティアン”シーブ”リヴァーマンの艶のあるハイトーンが乗るバランス型の良質なバンド。各曲に備えられたフック、アレンジも高品質で聴き応えがあるね。シンフォニックなキーボードも良く効いている。正に新世代のバンドらしい資質が感じられて、ジャーマンパワー好きはしっかりと押さえておこう。”We are Pirates!”は名曲。
(満足度 87%)
登録日:2024-05-02
更新日:2024-05-05
  -  Прах відчайдухів
Release:2016 年
Type:full-length
Label:Dub Buk Katafrakt
Country:Ukraine
Genre:Black Metal
1作目。解散したDub Bukのリーダー格であったベースのイズヴェルグを核とし立ち上げたウクライナのブラックメタル、バルシュティン。メロウな旋律を湛え邪悪さもしっかりと表現しながらシンプルに進軍。Dub Bukとは一味違ったサウンドとなっている。メロディックさは割と強めで聴きやすい作風。曲によっては、アブサードにも似ていて勇壮なリフ使いが気に入った。総じて上々の仕上がりである。Peace to Ukraine!!!
(満足度 89%)
登録日:2024-05-01
更新日:2024-05-01
  -  Мертві сорому не ймуть
Release:2010 年
Type:full-length
Label:Eastside
Country:Ukraine
Genre:Pagan Black Metal
3作目。7年振りの新作だが、益々アクが薄れてしまい、牙を無くした狼の如く覇気なし。至極残念な出来だ。後半らしい曲があるがトータルで地味。
(満足度 75%)
登録日:2024-04-30
更新日:2024-04-30
  -  Русь понад усе!
Release:2003 年
Type:full-length
Label:Eastside
Country:Ukraine
Genre:Pagan Black Metal
2作目。ウクライナの特異なペイガンブラック。開始からシンフォニックなキーボード、ギターリフによるケイオティックな旋律が奏でられた後、メロディックに疾走。例のピコピコシンセも入ってきて嬉しくなるね。うむ、前作と変わらぬユニークなペイガンブラックだ。リフのフックが実にセンスフルで耳を釘付けにさせる要素あり。デビュー作に比べ大分アクが薄れた気がするが、最後まで緊張感があるし、何より入手困難な中手に入れて聴けたことが嬉しい。Peace to Ukraine!!!
(満足度 87%)
登録日:2024-04-29
更新日:2024-04-29
  -  It Beckons Us All.......
Release:2024 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:Norway
Genre:Black Metal
21作目。フェンリツとノクターノによるブラックメタルユニットの2024年作(アルバム制作がライフワークと言っていいだろう)。予想通り、近年の方向性から外れないオーソドックスなダークスローンの音だ。ドゥーミーで邪悪なリフワークの上にノクターノのダミ声が乗り、多彩なフィルでボトムを支えるフェンリツの構図である。従来のファンは間違いなく気にいると思うし、各言う私もその一人。シンプルな構成だし、地味っちゃ地味だが、ベテランならではの出音は流石だなと思わされるね。
(満足度 85%)
登録日:2024-04-29
更新日:2024-05-04
  -  By the Way of Light
Release:2024 年
Type:full-length
Label:Avantgarde Music
Country:Ukraine
Genre:Atmospheric Black Metal
6作目。ウクライナ出身、セベロス氏のブラックメタルユニットである。全5曲中4曲が10分超えの大作。シンフォニックなシンセが麗らかに全体を包み込む桃源郷のようなサウンド、そして魂の疾走を始める。完璧な入りである。リードとシンセリフの愁いが素晴らしく、10分を超える曲中で次々にドラマを構築。アトモスフェリック感も潤ませた見事な曲構成である。セベロス氏の絶叫も胸を揺さぶるパフォーマンスで、ミッドナイト・オデッセイの上位互換とも言うべきハイレベルな内容だ。リリース前に聴いて相当な期待度であったが、その通りの満足度。シンフォニック/アトモスフェリックブラックメタルの名盤である。Peace to Ukraine!!!
(満足度 92%)
登録日:2024-04-29
更新日:2024-04-29
  -  An Overdose of Death...
Release:2008 年
Type:full-length
Label:Relapse Records
Country:United States
Genre:Thrash Metal
3作目。方向性は些かも変わらずハードコアパンクスラッシュ。所謂クロスオーヴァーである。ジョエルのダミ声も邪悪で良いのと、リフのフック感は若干の緩急を付けており、前作より良さげ。
(満足度 87%)
登録日:2024-04-28
更新日:2024-04-28
  -  Hell on Earth
Release:2005 年
Type:full-length
Label:Nuclear War Now! Productions
Country:United States
Genre:Thrash Metal
2作目。ハードコアパンクテイストを取り入れたクロスオーヴァースラッシュ。ジョエル・グラインドによる一人ユニットである。ツタツタと疾走するリズムの上でハードコアパンクの荒々しさを含んだリフ、中々良い。楽曲パターンは少なくほぼ全て同じような雰囲気だが、流す分にはグー。
(満足度 84%)
登録日:2024-04-28
更新日:2024-04-28
  -  Deathstalker
Release:2023 年
Type:full-length
Label:No Remorse Records
Country:Canada
Genre:Power Metal
1作目。R.F. トレイナーが主導するパワーメタル。ツインギターを編成し、メロディックなツインリードを交えながらR.F.のハイトーンが牽引。ジャーマンパワーメタルに影響を受けた形で、愚直にそれを邁進。フック感はありがちでまだ甘いが雰囲気は悪くない。
(満足度 84%)
登録日:2024-04-28
更新日:2024-04-28
  -  Pestilence upon Mankind
Release:2004 年
Type:full-length
Label:Blackend
Country:Sweden
Genre:Black Metal
6作目。前作に引き続きブルータリティを推し進めつつ、泣きのメロディは減退したもののメロウをさり気なく塗し激走する様が、やはりザイ・プリモルディアルのレベルの高さを思い知らされる納得の内容である。こんな素晴らしいバンドだが、本作を以て活動休止、解散となる。
(満足度 87%)
登録日:2024-04-28
更新日:2024-04-28
  -  The Crowning Carnage
Release:2002 年
Type:full-length
Label:Blackend
Country:Sweden
Genre:Black Metal
5作目。整合感を更に増してヘヴィかつ泣きの疾走を魅せる。音質アップもそれに寄与してるね。ブラックメタル特有の複雑なリフワークで構成されてるが、トータルでシンプルな疾走感なので気持ち良く聴き流せるクオリティだ。スウェディッシュブラックのナグルファー辺りが好きなリスナーにオススメ。
(満足度 87%)
登録日:2024-04-28
更新日:2024-04-28
  -  The Heresy of an Age of Reason
Release:2000 年
Type:full-length
Label:Pulverised Records
Country:Sweden
Genre:Black Metal
4作目。更にブルータル度を増した一枚。尚且つ、彼らの特色である抒情性もそこはかとなく塗していて中々良い。やっぱりスウェーデンのバンドと泣きは切っても切れない関係だからね。DNAレベルで埋め込まれている感じ。話は脱線したが、トータルで悪くないよ。
(満足度 84%)
登録日:2024-04-28
更新日:2024-04-28
  -  Under iskall trollmåne
Release:1998 年
Type:full-length
Label:Gothic Records
Country:Sweden
Genre:Black Metal
2作目。スウェディッシュブラック。ツインギターの抒情味が献身的で、ケイオティックな雰囲気を出しながらも聴きやすい部類に入る。ヴォーカルは喚き系で、サウンドにマッチ。旋律の煽情力も頑張っていて、カチっとまとまりのる整合性をアピールしてるのも良いね。
(満足度 83%)
登録日:2024-04-28
更新日:2024-04-28
  -  Titans of Creation
Release:2020 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:United States
Genre:Thrash Metal
13作目。前作と同じ布陣である。作風は同様マンネリ路線ながら、二人のギタリストのパフォーマンスでクオリティは一定水準を維持。個人的見解では、リフ、リードは相変わらず絶品ながら、チャックの歌メロがちょっと弱いかなと感じるんだよね。それにより胸に響かない状態が続いている印象を受ける。改善すれば突き抜ける雰囲気はプンプン。
(満足度 83%)
登録日:2024-04-28
更新日:2024-04-28
  -  Brotherhood of the Snake
Release:2016 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:United States
Genre:Thrash Metal
12作目。ベースのグレッグが脱退し、本作からスティーヴ・ディジョルジオが加入、ドラムは引き続きジーン・ホグランと言う編成。ヘヴィなダークスラッシュを展開しており、文句無くクオリティは高いが、作風的には多少のマンネリも。相変わらずアレックス、エリックの核となるリフワークは絶品ではあるがね。
(満足度 85%)
登録日:2024-04-28
更新日:2024-04-28
  -  Dark Roots of Earth
Release:2012 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:United States
Genre:Thrash Metal
11作目。グルーヴ感溢れる重さ強調した現代風スラッシュ。ドラムはゲストとして屈強なブラストドラマー、ジーン・ホグランを招聘。要所でブラストビートを叩き込みながら進軍する辺り流石の人選。アレックスとエリックの芳醇なツインリードでドラマ性を際立たせるのも、現代テスタメントならでは。筆者的にも好感度大である。
(満足度 87%)
登録日:2024-04-27
更新日:2024-04-27
  -  The Formation of Damnation
Release:2008 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:United States
Genre:Thrash Metal
10作目。The Legacyからの変更メンバーはドラムがポール・ボスタフにチェンジした形。現代メタルフォーマットに沿っているだけあり、初期と比べダイナミズム、ブルータリティを増した一枚。ポールのタイトな叩きも素晴らしいが、ツインギターのドラマティシズムもまた見事。アレックス、ピーターの仕事振りは正にプロフェッショナルである。スラッシュの疾走感よりも刻みで重さを表現した形だが、聴き応えは十分。
(満足度 87%)
登録日:2024-04-27
更新日:2024-04-27