Site Master : Joshua

You're the 29705 th True Metal Warrior !

There are currently 269bands, 1432albums

Anathema

  -  Serenades

Release:1993 年

Type:full-length

Label:Peaceville Records

Country:United Kingdom

Genre:Gothic/Doom Metal

 1作目。デス声を絡めたドゥームデスメタル。リフの端々に抒情性を滲ませており、ドラマティシズムを放出。ダレン・ホワイトの咆哮は正にデスメタルのそれで、中々ダーティーである。それでいてダニエルのギターは、メロウな旋律を意識しているのがやはりポイントだろう。曲調も湿り気を帯びたドゥーム感と共にリリカルなシンセも被さり、アナセマオリジナルなサウンドを構築。

(満足度 88%)

登録日:2024-02-16

更新日:2024-02-16


Anathema

  -  The Silent Enigma

Release:1995 年

Type:full-length

Label:Peaceville Records

Country:United Kingdom

Genre:Gothic/Doom Metal

 2作目。ダレンが脱退し、ギターのヴィンセントが兼任でヴォーカルを担当。ドゥーム色の強いスローパートで展開する粘度の高いサウンドを引き続き継続。静のパートが増え物足りなさはあるが、アナセマならではの抒情的でミステリアスな作風だ。”A Dying Wish”は名曲。

(満足度 85%)

登録日:2024-02-17

更新日:2024-02-17


Anathema

  -  Eternity

Release:1996 年

Type:full-length

Label:Peaceville Records

Country:United Kingdom

Genre:Gothic/Doom Metal

 3作目。メロディックなゴシックメタルへと変貌を遂げた。リリシズム、ロマンティシズムに溢れた方向性で、ヴィンセントがノーマルヴォイスで歌唱する今後のアナセマサウンドを確立した作品。

(満足度 86%)

登録日:2024-02-17

更新日:2024-02-17


Anathema

  -  Alternative 4

Release:1998 年

Type:full-length

Label:Peaceville Records

Country:United Kingdom

Genre:Gothic/Doom Metal

 4作目。ロックパート(静)とメタルパート(動)のダイナミズムを強調し、リリカルなキーボードアレンジを効果的に取り入れたゴシック作品。メロディックにヴィンセントが歌い上げ、ダニーのギターが抒情性を演出。ダンカンとショーンのリズムセクションもズシリと構えたプレイで土台を支えており、ゴシックロック/メタルの醍醐味を十二分に味わえる。

(満足度 86%)

登録日:2024-02-17

更新日:2024-02-17


Anathema

  -  Judgement

Release:1999 年

Type:full-length

Label:Music for Nations

Country:United Kingdom

Genre:Gothic/Doom Metal

 5作目。ダニーの深みのある抒情性の高いリフワーク、ヴィンセントの語り調の歌唱のスタイルが完全確立された感がある。バンドアンサンブルも終始メロディを意識した丁寧なプレイで、アナセマらしさをしっかり感じ取れる。”One Last Goodbye”でのヴィンセントの温もりのある歌唱が秀逸。

(満足度 86%)

登録日:2024-02-17

更新日:2024-02-17


Anathema

  -  A Fine Day to Exit

Release:2001 年

Type:full-length

Label:Music for Nations

Country:United Kingdom

Genre:Gothic/Doom Metal

 6作目。オルタナの領域にまで踏み込んできた感もあり、メタル度は更に抑えめに。とは言え、ヴィンセントの歌唱は相変わらず素晴らしく、ダニーの弾く抒情フレーズの数々は惚れ惚れする程にクオリティが高いのでじっくりと秋の夜長に流したい一枚。ゴシックの枠組みを超え、アナセマオリジナルのアトモスフェリック・ロックと言った印象である。

(満足度 86%)

登録日:2024-02-17

更新日:2024-02-17


Anathema

  -  A Natural Disaster

Release:2003 年

Type:full-length

Label:Music for Nations

Country:United Kingdom

Genre:Gothic/Doom Metal

 7作目。冒頭で躍動するリズムセクションが印象的。ヴィンセントの歌唱は定常運転で温もりがあり、静と動の転調具合がアナセマらしい絶妙なアレンジで展開するのが流石だね。突出した曲はないものの、出来はまずまず。

(満足度 84%)

登録日:2024-02-17

更新日:2024-02-17


Anathema

  -  Hindsight

Release:2008 年

Type:full-length

Label:Kscope Music

Country:United Kingdom

Genre:Gothic/Doom Metal

 8作目。過去の楽曲をリアレンジして再録したアルバム。アコースティック、ストリングスが心地よい穏やかさを運んでくる。ホッと一息な小休止作品。

(満足度 78%)

登録日:2024-02-18

更新日:2024-02-18


Anathema

  -  We're Here Because We're Here

Release:2010 年

Type:full-length

Label:Kscope Music

Country:United Kingdom

Genre:Gothic/Doom Metal

 9作目。前作からピースヴィルの姉妹レーベル、Kscopeへと移籍した彼ら(解散まで在籍)。オルタナティヴロック的な切り口さえ感じられるサウンドへと変貌。とは言え、リズムはしっかりと刻まれており、決して地味になったわけではない。ヴィンセントの歌唱も孤高の存在感で、ダニーのギターもアナセマサウンドとしての役割をしっかりと主張しているね。個人的にアナセマは本アルバムから入ったので感慨深い。また、レス・スミスによるキーボードのロマンティックなアレンジが大変素晴らしく、普遍的ロックサウンドとしても聴けてしまう間口の広さもポイント。キャヴァナー三兄弟、ジョン、レス、リーの大所帯バンド構成での結束力の高さを感じさせるね。

(満足度 88%)

登録日:2024-02-18

更新日:2024-02-18


Anathema

  -  Weather Systems

Release:2012 年

Type:full-length

Label:Kscope Music

Country:United Kingdom

Genre:Gothic/Doom Metal

 11作目。前々作の流れを引き継ぐ作風で、ヴィンセントのマイルドな歌唱を軸に据えたエモーショナルなロックサウンドを聴かせる。シンプルながらもフックのあるフレーズを忍ばせドラマティックなアレンジを施しているのがアナセマらしいね。良いメロディが沢山詰まっているし、ダニーのギターに感極まるレベル。特に”Untouchable Part1&2”は至高。

(満足度 88%)

登録日:2024-02-18

更新日:2024-02-18


Anathema

  -  Distant Satellites

Release:2014 年

Type:full-length

Label:Kscope Music

Country:United Kingdom

Genre:Gothic/Doom Metal

 12作目。抒情的なヴィンセントの歌メロから始まる近年の作風を踏襲した冒頭。キーボードのアレンジも堂に行っている。浮遊感があり、もはやアトモスフェリック・ロックの領域、つまり完全にアナセマしか表現し得ないサウンドである。バンドアンサンブルも心地よく、旋律に身を任せて流せる感じだ。ダニーのギターも泣き重視で相変わらず良いフレーズが入っているしね(大きなポイント)。特に冒頭のストリングス入りのドラマティックな”The Lost Song Part1&2”が素晴らしく、ジョンの妹リーのフィメールヴォイスも美しいねぇ。後半は実験的でトーンダウンするのが惜しい。やはり前半のままの内容で押してほしかったな。

(満足度 82%)

登録日:2024-02-18

更新日:2024-02-18


Anathema

  -  The Optimist

Release:2017 年

Type:full-length

Label:Kscope Music

Country:United Kingdom

Genre:Others

 13作目。アナセマラストアルバム。ブリットポップのような1曲目にギョッとするが、2曲目はリーのリードヴォーカルでしっとりと歌い上げる。全体的には、エレクトロニカ、オルタナ色が強いかな。時にソフトロック風のミニマルさすら感じさせ、もはやメタルのメの字も無い音楽性になってしまった。ただ、これが彼らの目指すべきサウンドであり、バンド立ち上げ時のドゥームデスから紆余曲折ここまで美しい音楽性になるとは感慨深い。刺激は少ないし聴く人によっては退屈に感じるかもしれない。しかし、私自身はずっと応援したいバンドなのである。またいつの日か再結成を期待して、春の夜長に流しながら浸るとしよう。

(満足度 82%)

登録日:2024-02-19

更新日:2024-02-19

Copyright © 2024 Heavy Metal Kingdom, All rights reserved
TOP