-  Angels Fall First
Release:1997 年
Type:full-length
Label:Spinefarm Records
Country:Finland
Genre:Symphonic Metal
1作目。トゥオマス率いるフィンランドのシンフォニックメタル。何と言ってもターヤのソプラノヴォイスの煌びやかさに心奪われる。いきなりの悶絶疾走”Elvenpath”に誰もがヤラれることだろう。その後もコンダクター、トゥオマスのキーボードオーケストレーションをメインに据えたドラマティックで極上のシンフォニックメタルが展開される。トゥオマス自身も歌っているがヘナチョコ過ぎて微笑ましいレベル苦笑。勿論、メインはターヤの圧倒的歌唱である。荒削りな部分と共に、初期衝動によるスペシャルなアトモスフィアをビンビンに感じつつ楽しむことができる名作。
(満足度 94%)
登録日:2024-10-23
更新日:2024-10-23
  -  Oceanborn
Release:1998 年
Type:full-length
Label:Spinefarm Records
Country:Finland
Genre:Symphonic Power Metal
2作目。冒頭の”Stargazers”のボンバスティックなパワーメタル感に溢れた疾走に驚きを覚える。幽閉感のあったシンフォニックメタルから、音質も向上しパワフルなメリハリを手に入れた印象っスな。バンドの核であるトゥオマスのオーケストレーションも益々冴え渡っており順当な進化を遂げている。個人的には、処女作の幽閉感に恋しさも覚えるが、この圧倒的メジャー感を増したサウンドの前には、グゥの音も出ないね。以降、郷愁感の強い”Gethsemane”、トゥオマスのシンセに悶絶な”Devil & the Deep Dark Ocean”、勇壮に疾走する”Sacrament of Wilderness”、神秘的な”Swanheart”、お祭り騒ぎのインスト”Moondance”、ザ・シンフォニックを絵に描いたようなクサメロ疾走”The Pharaoh Sails to Orion”など、バラエティ豊かな悶絶曲がそこかしこに配置されたシンフォニックパワーの超名盤。
(満足度 97%)
登録日:2024-10-24
更新日:2024-10-24
  -  Wishmaster
Release:2000 年
Type:full-length
Label:Spinefarm Records
Country:Finland
Genre:Symphonic Power Metal
3作目。トゥオマスのオーケストレーションが益々の冴えを魅せる一方で、楽曲の作りがよりソリッドな方向にシフト。パワフルでいながらもターヤの極上ソプラノが映える。キャッチーで耳を惹くダイナミズム溢れる楽曲がズラリと並び、特に疾走する”Crownless”は名曲でそれ以降の叙情的楽曲の流れもまた素敵なんだよなあ。あ、ドラム好きとしては、ユッカのツーバスの推進力は特筆モノであり大好きなドラマーの仲間入りである。Hail!!!
(満足度 95%)
登録日:2024-10-24
更新日:2024-10-24
  -  Century Child
Release:2002 年
Type:full-length
Label:Spinefarm Records
Country:Finland
Genre:Symphonic Power Metal
4作目。重厚なミドルテンポで聴かせるサウンドへと遷移。うん、ナイトウィッシュはこの路線が安定してて良いね。ターヤのしっとり歌唱とトゥオマスの安定したオーケストレーションが心地良い。曲によっては、ザクザクのリフワークで適度なダイナミズムを生み出すパワーメタリックなアレンジも示し、それら静と動の起伏もまた良いアルバムの流れを形成している。やはりターヤの存在が偉大すぎる!
(満足度 90%)
登録日:2024-10-24
更新日:2024-10-24
  -  Once
Release:2004 年
Type:full-length
Label:Spinefarm Records
Country:Finland
Genre:Symphonic Power Metal
5作目。引き続きシンフォニックパワーメタルを推進。トゥオマスのキーボードプレイも変わらずだが、エンプ・ヴォリネンのリフワークも全面に出てる感じ。キャッチーな歌メロの他、デジ風味のアレンジも聴かれるようになり賛否両論かもしれないね。まあ、アレンジ抜きにして楽曲のクオリティは今までで一番地味かな。ポッと出の新人が出したアルバムならかなりハイクオリティだけど、そこはナイトウィッシュだから期待も大きい訳で。そんな中でも彼等らしい抒情的な”Creek Mary's Blood”が素晴らしい。この雰囲気がやっぱり好きなんだよね。まあ、何だかんだ聴き込めばそれなりに気に入るんじゃないかな。
(満足度 88%)
登録日:2024-10-25
更新日:2024-10-25