-  Ritchie Blackmore's Rainbow
Release:1975 年
Type:full-length
Label:Polydor
Country:United States
Genre:Melodic Rock/Hard Rock
1作目。リッチー・ブラックモア率いるクラシックハードロック。シンガーはELFで鳴らしたロニー・ジェイムズ・ディオ。リッチーのギターサウンドはクラシカルなフレージングに満ち溢れ当時の他のブルースベースドのハードロックと一線を画す鮮烈さが印象的。ロニーの抜群の歌唱力を活かしたノリの良い楽曲が大半を締める。中でも、抒情的な”Catch the Rainbow”がお気に入りだ。
(満足度 94%)
登録日:2024-10-15
更新日:2024-10-15
  -  Rising
Release:1976 年
Type:full-length
Label:Oyster
Country:United States
Genre:Melodic Rock/Hard Rock
2作目。伝説のドラマー、コージー・パウエルが加入。スペーシーなキーボードから”Tarot Woman”がスタート。リッチーのリフに痺れる!そしてド迫力のコージーのプレイとロニーのシャウト。所謂三頭政治の開幕である。異次元のケミストリーが生み出す圧巻のハードロックサウンドは、神の領域を侵食するレベルと言っても過言では無い。リッチーの抜群のフックを保ったリフとソロ、全体の旋律はよりドラマティックに、前作から更に格段にクオリティアップのクラシックロックの名盤。前述の”Tarot Woman”の他、”Run with the Wolf”、”Starstruck”、”Stargazer”、”A Light in the Black”は、生きてるうちに聴いておくべきだ。
(満足度 95%)
登録日:2024-10-15
更新日:2024-10-15
  -  On Stage
Release:1977 年
Type:live album
Label:Oyster
Country:United States
Genre:Melodic Rock/Hard Rock
全盛期のライヴ盤。いきなり必殺”Kill the King”でスタート。ロニーの完璧なピッチコントロールに震えが止まらない。リッチーとコージーのプレイも120%の完璧なパフォーマンス!クラシカルハードロックの芸術性を極限まで高めた究極のライヴアルバムである。続くメドレー”Man on the Silver Mountain / Blues / Starstruck”の激烈さも脱糞を二、三回は繰り返すカッコ良さ。インプロビゼーション中心ながらも、こんな素晴らしいライヴアルバムは生涯出ないと思わせるバチバチの熱量と緊張感を秘めた、リッチーを始めとした各人による名演の数々にひれ伏すほかないであろう。Hail Rainbow!!!
(満足度 99%)
登録日:2024-10-16
更新日:2024-10-16
  -  Long Live Rock 'n' Roll
Release:1978 年
Type:full-length
Label:Polydor
Country:United States
Genre:Melodic Rock/Hard Rock
3作目。三頭政治レインボーの最高傑作。一曲目から神曲”Long Live Rock 'n' Roll”である。ロニーの艶やかな熱唱、リッチーのクラシカルなギタープレイ、コージーのド迫力のフィルが堪らない!これを聴いて何も感じないなら、ハードロックは聴くなと断言させて貰う。そう、全てが完璧なのだ。キャッチーで泣きの”Lady of the Lake”、ヘヴィな”L.A. Connection”、中近東テイストな”Gates of Babylon”、歴史的名曲”Kill the King”(脱糞×2)、抒情的な”Rainbow Eyes”など、各曲のキャラ立ちも抜群。様式美ハードロックを愛する全ての者たちの永遠のバイブル。
(満足度 97%)
登録日:2024-10-15
更新日:2024-10-15
  -  Down to Earth
Release:1979 年
Type:full-length
Label:Polydor
Country:United States
Genre:Melodic Rock/Hard Rock
4作目。ロニーが脱退、絶叫野郎グラハム・ボネットが加入。様式路線は薄まったが、グラハムの熱唱を活かしたハードロックを展開。ドン・エイリーの仕事振りも中々だが、作風はこじんまりしてしまった印象を感じる。個人的には、定番の”Since You Been Gone (Russ Ballard cover)”から始まるB面の雰囲気が好きだね。
(満足度 89%)
登録日:2024-10-16
更新日:2024-10-16
  -  Difficult to Cure
Release:1981 年
Type:full-length
Label:Polydor
Country:United States
Genre:Melodic Rock/Hard Rock
5作目。グラハム脱退、ハスキーヴォイスのジョー・リン・ターナーIN。再び定番の”I Surrender (Russ Ballard cover)”で掴みはバッチリ&ジョーの声質もあって、哀愁のハードロック路線へと足を踏み入れる。様式色の強いスリリングな”Spotlight Kid”(リッチーのソロに悶絶)、ブルージーな”No Release”、哀愁の”Magic”、リッチーの独壇場”Vielleicht das nachster Zeit (Maybe Next Time)”、B面に移り若干のトーンダウンを誘うのが惜しくもあるが、まずまずの出来だと思う。
(満足度 89%)
登録日:2024-10-16
更新日:2024-10-16
  -  Straight Between the Eyes
Release:1982 年
Type:full-length
Label:Polydor
Country:United States
Genre:Melodic Rock/Hard Rock
6作目。ロックンロールナンバー”Death Alley Driver”でスタート。クラシカルなソロに悶絶するのは言うまでもない。物悲しげな”Stone Cold”もまたヨシだが、それ以降が続かない。精彩を欠いた感じ。
(満足度 79%)
登録日:2024-10-16
更新日:2024-10-16
  -  Bent Out of Shape
Release:1983 年
Type:full-length
Label:Polydor
Country:United States
Genre:Melodic Rock/Hard Rock
7作目。ジョー加入3作目もあり、作風に安定感があるね。ファンがレインボーに求める様式美ハードロック路線だ。ジョーの歌メロ、演奏陣の緊張感含め、前作より格段に良い。特にデイヴ・ローゼンタールのキーボードプレイが出色のパフォーマンスで、リッチーが求めるエレメントをキッチリと捉えてる点が見事。それにジョーだ。ハスキーな声質が様式路線にカチっとハマってる。”Stranded”、”Can't Let You Go”でエンジンを暖めつつ、哀愁の”Fool for the Night”、様式美疾走”Fire Dance”(デイヴ、グッドジョブ!)、泣きのリッチーを堪能できる名曲”Anybody There”、B面に移り、キャッチーな”Desperate Heart”、デイヴの様式美キープレイが光る”Street of Dreams”、バリバリの様式美”Drinking with the Devil”、"Walking in the Air"をベースにした神秘的な”Snowman"、再び様式美に攻める”Make Your Move”とハイクオリティな楽曲がズラリと並ぶ第二期レインボーを締め括る作品。
(満足度 93%)
登録日:2024-10-17
更新日:2024-10-17
  -  Live in Germany 1976
Release:1990 年
Type:live album
Label:Connoisseur Collection
Country:United States
Genre:Melodic Rock/Hard Rock
第一期レインボーワールドツアーのドイツ公演を収録したライヴアルバム。必殺の”Kill the King”で極上の開始を切る。リッチーのリフもご機嫌な切れ味。まあ、マジカルなOn Stageに比べたら3番煎じくらいのインパクトだが(長尺のインプロビゼーションもイマイチ響かず)、全盛期のレインボーの音源を収めてる意味では貴重かな。
(満足度 83%)
登録日:2024-10-17
更新日:2024-10-17
  -  Stranger in Us All
Release:1995 年
Type:full-length
Label:RCA
Country:United States
Genre:Melodic Rock/Hard Rock
8作目。シンガーにメイデンのオーディション参加経験を持つドゥギー・ホワイトを迎えて放つ久々作。レインボーらしい古典的様式美ハードロックを現代に甦らせた感じ。歌えるドゥギーが奮闘しているが、楽曲は全盛期と比べたら地味め。リッチーらしいグッと来る様式美リフも随所に散見されてて決して悪くないし、ドラムフェチとしては、ジョン・オライリーのパワーヒットにも悶絶なんだけどね汗。久々に出してくれた新作だけに聴き込もうと思うぞ。そんな中、ジョーエラを想起させる”Black Masquerade”が堪らないオーラを放ってて素敵過ぎだ。ソロもリッチーのプレイのハイライト。
(満足度 85%)
登録日:2024-10-17
更新日:2024-10-17