-  Symphonies of Sickness
Release:1989 年
Type:full-length
Label:Earache Records
Country:United Kingdom
Genre:Death Metal
2作目。リヴァプールの残虐王にして元祖グラインドコア。音像は激し目で、展開も目まぐるしいが、意外に整合感があるサウンドだ。リフも割と聴きやすく、特にブラストに乗るブルータルな展開が心地よい。ジェフ・ヴォーカー、ビル・スティアー、ケン・オーウェンのトリオで鳴らす音なのも驚異的。
(満足度 87%)
登録日:2024-03-05
更新日:2024-03-05
  -  Necroticism - Descanting the Insalubrious
Release:1991 年
Type:full-length
Label:Earache Records
Country:United Kingdom
Genre:Death Metal
3作目。後にアーチ・エネミーを結成するマイケル・アモットが加入。より整合性を増したグラインドコア。リフ自体もほんのりとメロウさえ感じさせる。勿論ケン・オーウェンのブラストビートも健在である。アモットと思われるソロもメロディックな雰囲気。総じて聴きやすくなったため、前作までのケイオティックなブルータルさを望んだリスナーは肩透かしかもしれないが、ブルータルさが減ったわけではないのでご安心を。
(満足度 87%)
登録日:2024-03-05
更新日:2024-03-05
  -  Heartwork
Release:1993 年
Type:full-length
Label:Earache Records
Country:United Kingdom
Genre:Death Metal
4作目。よりメロディックに、マイケル色を一段と強める。特にそれはリードプレイに現れているね。従来のグラインドコア色も決して失われてる訳ではないのでバランスはある程度は保たれていると感じる。タイトルとはラック、”Heartwork”など、アーチ・エネミーを想起させるマイケルの官能的なリードが光る楽曲が多数収録。
(満足度 87%)
登録日:2024-03-06
更新日:2024-03-06
  -  Swansong
Release:1996 年
Type:full-length
Label:Earache Records
Country:United Kingdom
Genre:Death Metal
5作目。2作でマイケル・アモットが脱退。後任にカルロ・レガダスが加入。テンポ遅めのメロ寄りデスと言った感じ。ツインギターワークは引き続き旋律を意識しているのでそう感じる。フック感は大分弱くなった感じで印象に残る楽曲少なめで残念。
(満足度 65%)
登録日:2024-03-06
更新日:2024-03-06
  -  Surgical Steel
Release:2013 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:United Kingdom
Genre:Death Metal
6作目。活動休止から見事に復活した初作。ケンが不参加なのは寂しいが、内容的には前作の低調振りから見事復活したと言えるだろう。内容的に3作目に近いブルータルさを前面に出した整合感に満ちたグラインドコアだ。ジェフの噛み付くような歌唱とビルの華麗なリード、リフはまだ錆び付いてないと思わせる。ドラムのダンも奮闘。ファンは納得できる内容ではないだろうか。
(満足度 87%)
登録日:2024-03-06
更新日:2024-03-06
  -  Torn Arteries
Release:2021 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:United Kingdom
Genre:Death Metal
7作目。快作であった前作と同じ面々で制作され一安心。初期を彷彿とさせるアグレッシヴ&ケイオティックなリフワークに身を乗り出す。言うなれば現代版3作目のような雰囲気。ジェフの噛みつき歌唱、ビルの変幻自在の多彩なリフ構成、ダンのタイトドラムと言う、にわかにトリオ編成とは信じがたいフィジカルな攻勢を見せニヤリである。それ以降も”Heartwork”期のメロウさも混ぜ込みながら進軍するスタイル。しかしながら、安定した作品を継続できる一方で突き抜ける何かを欲してしまう自分もいるね。
(満足度 87%)
登録日:2024-03-06
更新日:2024-03-06