-  The Grave Digger
Release:2001 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:Germany
Genre:Power Metal
9作目。クリス・ボルテンダール率いる老舗ジャーマンメタルバンド。クリスの濁声、それに伴う泥臭いパワーメタルが基本のスタイルで現在に至るまで不変。地味だと日本での評価は低いかもしれないが(兎角彼らは分かりやすいモノに飛びつきがちだ!)、ピュアジャーマンの生き字引的存在である彼らは重要な存在。本作も質実剛健で派手さは無いものの、リフの刻みは悪く無いしキャッチーさもある歌メロ群は評価できる。自らのバンド名を冠した勇壮な歌メロが秀逸な”The Grave Digger”が名曲!
(満足度 85%)
登録日:2023-09-18
更新日:2023-09-20
  -  Rheingold
Release:2003 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:Germany
Genre:Power Metal
10作目。前作に比べ、ゴリゴリの疾走感が堪らない。所謂ツーバスドコドコである。コーラスはしっかりとキャッチーでフックがあり、クリスのシャウトも若々しさが残る。個人的には、”Valhalla”のキャッチーなコーラスが気に入ってるんだ。特に顕著なツーバス系の曲はジャーマンメタルの旨みを存分に味わうことができるし、総じて良盤だ。
(満足度 88%)
登録日:2023-09-18
更新日:2023-09-20
  -  The Last Supper
Release:2005 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:Germany
Genre:Power Metal
11作目。アートワークから宗教色強し。そのためか、イントロは悲しげなピアノで幕を開け、哀メロを効かせたミドルへ。キリストの最後の晩餐をクリスが勇壮に歌い上げる。その後もパワフルなメタルチューンをズラリと並べ進軍。抒情性高めの作風となっている。疾走チューンの煽情性は流石だ。”Black Widow”は名曲!
(満足度 87%)
登録日:2023-09-18
更新日:2023-09-19
  -  Liberty or Death
Release:2007 年
Type:full-length
Label:Locomotive Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
12作目。これまでと変わらぬパワーメタルを実践。冒頭哀愁のリフを刻みながらメタルヘッズの耳を掴みにかかる。この時点で胸熱!そしてクリスおじのシャウト。うん、定常運転だ。敢えてミドルパートで攻める老練さにニヤリだ。とまあ、知らぬうちに名曲と化した”Liberty or Death”。お次は爆走開始な”Ocean of Blood”である。構成力が流石ベテラン。聴き手の心を上手くコントロールしながら、ひたすらパワーメタルで進軍するのだから、メタルヘッズには堪らんだろうね。毎作1時間前後の大作を作り続けられる姿勢にHail!
(満足度 88%)
登録日:2023-09-19
更新日:2023-09-19
  -  Ballads of a Hangman
Release:2009 年
Type:full-length
Label:Napalm Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
13作目。クリス・ボルテンダールがダミ声で歌い上げるキャッチーなメロディ、そして元Rageのマンニ・シュミット、元Running Wildのチロ・ハーマンによるツインギターのリフワークで推進するGrave Diggerならではのストレートなパワーメタルが素直に聴いてて気持ちがいい。
(満足度 85%)
登録日:2024-01-02
更新日:2024-01-02
  -  The Clans Will Rise Again
Release:2010 年
Type:full-length
Label:Napalm Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
14作目。変わらぬ熱きパワーメタル全開で進軍する。冒頭のバグパイプがグッと来るね。アクセル・リットの極上リフで走る”Hammer of the Scots”、疾走する”Rebels”(名曲!)、”Spider”の間奏のツインリード、ゴリゴリに疾走する”Execution”、”Coming Home”の勇壮なコーラスなどファスト、ミドル共にキャッチーで聴きやすい。ステファンのツーバスの推進力もお見事。良いメンバーに囲まれて、クリスおじの充実感たるやいかばかりであろう。サウンドに表れている。
(満足度 88%)
登録日:2023-10-03
更新日:2023-10-03
  -  Return of the Reaper
Release:2014 年
Type:full-length
Label:Napalm Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
16作目。パワフルにグイグイと推進する楽曲を並べつつ、途中ミドルでじっくりと聴かせる、近年のグレイヴらしい作風だ。クリスおじのパワフルヴォイスがやっぱ良いよね。時たま魅せるアクセル・リットのシュレッドもナイス。ステファンの地鳴りのドラムも腹に響くんだな~これが。泥臭さが先行しているイメージだけど、何気にテクニシャン揃いなんだよね。"Death Smiles At All Of Us"はジャーマンメタル史に残る名曲!トゥルー・ジャーマンが聴きたいなら彼らを聴くべし。大音量必須だ!
(満足度 92%)
登録日:2023-09-19
更新日:2023-09-19
  -  Healed by Metal
Release:2017 年
Type:full-length
Label:Napalm Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
18作目。冒頭からアクセル・リットの極上リフが炸裂!衰え知らずのグレイヴ節である。ミドルでも聴かせられるようになったのはデカいな。演奏陣の技量が兎に角ハイレベルで、緊張感を失わない点もバンドのクオリティを高い次元で維持してる要因である。また、クリスおじの歌唱も衰え知らずで嬉しくなってしまうね。ジャーマンメタル最後の砦は未だ盤石だ。
(満足度 87%)
登録日:2023-10-09
更新日:2023-10-09
  -  The Living Dead
Release:2018 年
Type:full-length
Label:Napalm Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
19作目。今回はキャッチー度を高めたミドル・アップテンポチューン中心。泥臭くメタルしている正にグレイヴならではの作風だ。クリスおじの歌唱も脂の乗り切った盤石さ。アクセル・リットのリードも弾きまくってて相変わらず良いな〜。また、ステファンのツーバスも毎度のことながら安定感抜群だし。ジャーマンパワーメタル最後の砦による燻銀の内容である。
(満足度 87%)
登録日:2023-10-03
更新日:2023-10-03
  -  Fields of Blood
Release:2020 年
Type:full-length
Label:Napalm Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
20作目。スコットランド・イングランド戦争史を題材にしているためか、バグパイプアレンジも取り入れたドラマ性を高めたパワーメタルを展開。これがグレイヴのサウンドに見事にマッチしており、聴きごたえあり。疾走チューン”Union of the Crown”、イングランドに対峙したスコットランドの独立戦争を歌った10分に及ぶ大作”Fields of Blood”は名曲!ピュアエピックトゥルージャーマンメタルの金字塔を打ち立てたクリスの飽くなき探究心に敬意を表し、Hail Grave Digger!!!
(満足度 93%)
登録日:2023-09-19
更新日:2023-09-19
  -  Symbol of Eternity
Release:2022 年
Type:full-length
Label:Rock of Angels Records
Country:Germany
Genre:Power Metal
21作目。前作に引き続きコンセプトアルバム。本作は謎大き中世の十字軍遠征(アルバムジャケットから恐らくテンプル騎士団)を題材にしている。イスラムからの聖地エルサレム奪還の様をスリリングに描写。疾走感溢れるドラマティック・パワーメタルは嫌でも胸熱!クリスの燻銀のしゃがれ声の哀感が堪らない。前作に引き続き、グレイヴ・ディガーの魅力ががっつりと詰まった快作盤だ。
(満足度 91%)
登録日:2023-09-19
更新日:2023-09-19