-  Images and Words
Release:1992 年
Type:full-length
Label:Atco Records
Country:United States
Genre:Progressive Metal
2作目。DT不朽の名作。名曲の嵐。テクニカルとメロディを高次元でブレンドさせ、プログレッシヴメタルの可能性を大きく広げたアルバム。最高傑作に挙げるファンも非常に多いよね。個人的にバラッド”Another Day”の完璧さに当時衝撃を受けたな(ペトルーシが父君の癌との闘病生活を歌った曲)。本当に美しいバラッドで何度も繰り返し聴いた。また、テクニカルな”Pull Me Under”、”Take the Time”、ドラマティックな”Surrounded”、後のパート2に繋がる”Metropolis Pt1 : The Miracle and the Sleeper”(超名曲!)、”Under a Glass Moon”、ラストの大作”Learning to Live”など名曲揃い。
(満足度 94%)
登録日:2023-09-25
更新日:2023-09-25
  -  Awake
Release:1994 年
Type:full-length
Label:Atlantic Records
Country:United States
Genre:Progressive Metal
3作目。前作とは打って変わりプログレッシヴメタルバンドとしてのアイデンティティを明確に体現した作品。当時はそのテクニカルさに敬遠していたアルバムだ。キャッチーさに欠けるのでやはり余り印象は良くない。そんな中でメロウな”Innocence Faded”、素晴らしいインストから始まる3部構成の”A Mind Beside Itself”辺りは好きだ。
(満足度 83%)
登録日:2023-09-26
更新日:2023-09-26
  -  Falling into Infinity
Release:1997 年
Type:full-length
Label:EastWest
Country:United States
Genre:Progressive Metal
4作目。取っ付きにくかった前作から一転、ラブリエの歌メロを強化したアルバム。冒頭の”New Millennium”は前作の影響下にあるものの、”You Not Me”以降で聴かれるようにフックのあるメジャー感のある曲はこの作品から本格的に現れ始めた。とても取っ付きやすいアルバムにしたのは大正解。メロウバラッド”Hollow Years”、ドラマティックインストチューン”Hell’s Kitchen”、前半と後半で違う顔を見せる大作”Lines in the Sand”、テクニカルにプログレスする”Just Let Me Breathe”、ホッと一息な”Anna Lee”が秀逸。
(満足度 88%)
登録日:2023-09-26
更新日:2023-09-26
  -  Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory
Release:1999 年
Type:full-length
Label:Elektra Records
Country:United States
Genre:Progressive Metal
5作目。コンセプトアルバムにして、中期初頭のDTの名作。超絶技巧の応酬とメロディのバランスが高次元で融合した作品で、テクニカルにプログレスするパート、ラブリエが歌い上げる抒情性豊かなメロディパートが最高の形で融合されている。”Overture 1928”から”Finally Free”までの緻密な構成力にDTサウンドの一つの完成形を見た気がした。緊迫感のある前半も聴きごたえがあるが、個人的には泣きの後半が好きだ。
(満足度 94%)
登録日:2023-09-26
更新日:2023-09-26
  -  Six Degrees of Inner Turbulence
Release:2002 年
Type:full-length
Label:Elektra Records
Country:United States
Genre:Progressive Metal
6作目。2枚組1時間40分の大作。冒頭からヘヴィなリフで攻める作風で、超絶技巧を遺憾なく発揮。マイキーのドカドカフィルが最高だね。ペトルーシの速弾き、ルーデスのキーボード、マイアングのベース(ギターとのユニゾンが圧巻!)による音の塊が聴き手に襲いかかる中期DTサウンド。前半だけでお腹いっぱいになるが、2枚目は全8曲からなる組曲を披露。この辺りがDTらしい。映画を観ているようなインストパートからラブリエの歌IN。メロディックパートあればテクニカルパートあり、聴き応えのある内容だ(繰り返し流れるメインテーマフレーズが素晴らしい)。
(満足度 88%)
登録日:2023-09-26
更新日:2023-09-26
  -  Train of Thought
Release:2003 年
Type:full-length
Label:Elektra Records
Country:United States
Genre:Progressive Metal
7作目。ヘヴィ、ダーク路線に舵を切った作品。ザクザクのリフにラブリエの美メロが乗る美味しいパターンだ。また、マイキーのど迫力のフィルは圧巻!個人的には目まぐるしい転調を繰り返すドラマティックな”Endless Sacrifice”、テクニカルヘヴィな”Honor Thy Father”、インスト”Stream of Consciousness”など大作曲の出来が良し。
(満足度 88%)
登録日:2023-09-28
更新日:2023-09-28
  -  Octavarium
Release:2005 年
Type:full-length
Label:Atlantic Records
Country:United States
Genre:Progressive Metal
8作目。ヘヴィリフと共にラブリエの美メロが被さる点は前作同様。メロディアスな点だとこちらの方が強めか。前半は割と淡白に進むが、”Panic Attack”から本来のDTらしいパワフルなプログレスを展開(中盤のインストパートが圧巻!)。ゴリゴリヘヴィなリフにMUSE風の歌メロが乗る”Never Enough”、転調によるドラマを魅せる”Sacrificed Sons”はお気に入り。ラスト23分に及ぶ超大作”Octavariumはちょいハズレ。
(満足度 87%)
登録日:2023-09-28
更新日:2023-09-28
  -  Systematic Chaos
Release:2007 年
Type:full-length
Label:Roadrunner Records
Country:United States
Genre:Progressive Metal
9作目。アートワーク通りの無機質なアルバム。ヘヴィなリフで推進する作風で、”Train of Thought”アルバムからダークさを取り払ったようなサウンド。個人的にあまりピンと来なかったが、後半の”Prophets of War”から本来のDTへ。泣いてますわ。ラブリエの美メロが聴きたいんだ!そして15分の大作”The Ministry of Lost Souls”へ。この曲も泣いてるねえ。こういう曲を俺はDTに求めてるんだ。抒情的な序盤からテクニカルインストパートへ。そしてまた序盤のメインフレーズに戻る構成。10分以上でも平気で聴かせてしまうセンスがやはり凄いわ。他のバンドなら確実に飽きるよ。更にラストは16分の大作をぶち込んでくるのが圧巻。序盤のラブリエの美メロにうっとり。転調する中盤も見事。
(満足度 90%)
登録日:2023-09-28
更新日:2023-09-28
  -  Black Clouds & Silver Linings
Release:2009 年
Type:full-length
Label:Roadrunner Records
Country:United States
Genre:Progressive Metal
10作目。開始から16分に及ぶヘヴィダークドラマティックな”A Nightmare to Remember”で幕を開ける。キャッチーな”A Rite of Passage”、泣きの”The Best of Times”が印象的。このアルバムをもってデビュー時から屋台骨を支えて来たバンドの顔であるマイク・ポートノイが脱退。悲しすぎる事件であった。
(満足度 87%)
登録日:2023-09-28
更新日:2023-09-28
  -  A Dramatic Turn of Events
Release:2011 年
Type:full-length
Label:Roadrunner Records
Country:United States
Genre:Progressive Metal
11作目。マイク・ポートノイが脱退し、マイク・マンジーニが加入。マイキー時代のアクの強さが薄れた一枚。1時間17分に及ぶ超大作。抒情性と言う意味では流石だが、スリルは激減。メロディアスなプログレと言った印象に。唯一、10分超えの大作”Breaking All Illusions”がまずまず。
(満足度 80%)
登録日:2023-09-24
更新日:2023-09-24
  -  Dream Theater
Release:2013 年
Type:full-length
Label:Roadrunner Records
Country:United States
Genre:Progressive Metal
12作目。前作はマンジーニお披露目もあってか、そつない作風でスリルに欠けたが、本作は打って変わってダークでスリリングなサウンドを提示して来た。マンジーニとマイキーを比較するのは余りにも酷な話だが、手数の多いテクニカルなドラミングは悪く無い。内容自体前作よりもヨシ。”The Bigger Picture”、”Behind the Veil”、”Surrender to Reason”、20分に及ぶ超大作”Illumination Theory”は特に素晴らしい。
(満足度 92%)
登録日:2023-09-24
更新日:2023-09-25
  -  The Astonishing
Release:2016 年
Type:full-length
Label:Roadrunner Records
Country:United States
Genre:Progressive Metal
13作目。2枚組2時間超えのコンセプトアルバム。メロディアスにテクニカルにと、超絶技巧な他の追随を許さないプログレッシヴメタルであることに間違いない。ラブリエの歌メロも無理のないキーでメロディアスに歌い上げており非常に心地よい(高音はもう出ないからね)。マイキー色が払拭されるとこうなるのかと言う考察も出来る。ロックオペラ調に抒情的に進む。歌メロの充実度は過去一。彼らの作る歌メロほんと好きなんだよね。メジャー感に満ちたフックが堪らないんですわ。インストパート含め各曲の必然性が交わりながら進むドラマティックな驚異的内容。リプライズになるが、ラブリエの歌唱が本当に素晴らしい。感動する他無い。
(満足度 100%)
登録日:2023-09-24
更新日:2023-09-24
  -  Lost Not Forgotten Archives: Images and Words - Live in Japan, 2017
Release:2017 年
Type:live album
Label:InsideOut Music
Country:United States
Genre:Progressive Metal
ライヴインジャパン(武道館公演)。”Images and Words”アルバム完全再現。ドラムがマンジーニになってからの過去曲演奏、しかも名盤の再現だ。しかし、ラブリエは高音が出ておらずかなり不安定で、マンジーニのプレイはうーん、微妙かも。マイキーが叩いてたら全然違うバイヴスを生み出すだろうなと。それにしてもラブリエが酷いな~。ペトルーシ、ルーデス、マイアングで助けられてる内容。
(満足度 80%)
登録日:2023-09-30
更新日:2023-09-30
  -  Distance over Time
Release:2019 年
Type:full-length
Label:InsideOut Music
Country:United States
Genre:Progressive Metal
14作目。各曲比較的コンパクトに制作されたアルバム。ダークめなので、”Dream Theater”アルバムに近い感触。”Untethered Angel”に代表されるように、ラブリエが歌うフックのある歌メロ、ダークなリフが印象的。こういうDT好きだわ。中盤以降、ペトルーシの意向なのかヘヴィなリフが結構入っててちと違和感を覚えるが、ラブリエの美メロが入ってくるとマジカルな化学反応で中和されるセンス(“At Wit’s End”の美しさたるや!)。クオリティは抜群。
(満足度 90%)
登録日:2023-09-25
更新日:2023-09-25
  -  Distant Memories - Live in London
Release:2020 年
Type:live album
Label:InsideOut Music
Country:United States
Genre:Progressive Metal
ライヴアルバム。”Distance Over Time”ツアーに伴うロンドン公演をフル収録。”Distance Over Time”アルバムの曲プラス”A Nightmare to Remember”(超名曲!)をやりつつ、メインは”Metropolis Pt2 : Scenes From a Memory”アルバムの完全再現。名盤中の名盤がついにライヴ音源で聴けるのは感無量。時計のカチカチ音でトリップ!ラブリエ高音が辛そうだが、うまくフェイクを入れながら歌い上げているね。しかしマイキー時代の曲がマンジーニだとやはり物足りない!マイキーの叩くフィルを再現するなど不可能だ。とは言え、今のメンツでこの名作の完全再現が聴けたことに感謝。
(満足度 88%)
登録日:2023-09-25
更新日:2023-09-25
  -  A View from the Top of the World
Release:2021 年
Type:full-length
Label:InsideOut Music
Country:United States
Genre:Progressive Metal
15作目。冒頭からペトルーシの抒情的なソロが素晴らしい”The Alien”、後半の展開がグッド。その後も、近年のDTらしいメロディを強調したドラマティックなプログレチューンが展開される。ラストの20分に及ぶ大作”A View from the Top of the World”はちょい肩透かし。まあ、第二期DTの方向性も明確に定まって来た感あるし、所属がInsideOutなので、今後にも期待。
(満足度 88%)
登録日:2023-09-25
更新日:2023-09-26