- Notes From The Past
Release：2002 年
Type：full-length
Label：Inside Out Music
Country：Sweden
Genre：Progressive Rock
7作目。スウェーデンのプログロック。再結成後の初アルバム。1時間19分の大作。懐かしさのあるオルガンなどを取り込んだポンプロック的味わい。メロディの宝庫である。ハンスのキーボードが絶品。ロイネの泣きのギターも鮮やかでパトリックのヴォーカルもまずまず。突出して素晴らしい曲と言うよりトータルで優れたアルバム(インスト“Falke’s Final Decision”がお気に入り)。
（満足度 86%）
登録日：2023-09-30
更新日：2023-09-30
- Keyholder
Release：2003 年
Type：full-length
Label：InsideOut Music
Country：Sweden
Genre：Progressive Rock
8作目。1時間18分の大作。主要メンバーも継続。ハンスのメロディックキーボード、ロイネの泣きのギター、ヨナスのブリブリベースが印象的。テクニカルポンプの”Lifetime of a Journey”で幕を開ける。今回良いのがフィメールヴォーカル、アリーナの存在だ。やさぐれオッサン共は彼女のエンジェリックヴォイスに癒されること必至。やはりパトリックのそつない声に物足りなさがあったので、追加は正解。
（満足度 86%）
登録日：2023-09-30
更新日：2023-09-30
- Mindrevolutions
Release：2005 年
Type：full-length
Label：Inside Out Music
Country：Sweden
Genre：Progressive Rock
9作目。1時間19分の大作。”The Dodger”の序盤の抒情性に唸らされる。ポンプの名曲だね。キャッチーな”Electric Leaves”、抒情性豊かな”Shadow of Time”、ヨナスのベースブリブリの”A Pair of Sunbeams”、再びキャッチーにプログレスする25分に及ぶ大作”Mindrevolutions”、悲しみのアルペジオが堪らない”Last Tree Indian”、アリーナのキュートな声がナイスな”Our Deepest Inner Shore”、パトリックの成長が見られる”Remain of the Day”など、各曲のキャラ立ちが良くなされ、プレーヤーの抜群のスキルに彩られたポンプの名作。
（満足度 88%）
登録日：2023-10-01
更新日：2023-10-01
- Angling Feelings
Release：2007 年
Type：full-length
Label：Inside Out Music
Country：Sweden
Genre：Progressive Rock
10作目。ギターのロイネ脱退、パー・ニルソン加入。変わらぬポンプの桃源郷的サウンドスケープが展開される。パトリック、アリーナのヴォイスもすっかり馴染んだ印象だ。バンドの頭脳、ハンスのクリエイティヴィティに改めて敬意を表する。長尺でもフックを付けて集中力を切らさない曲作りはベテランの味である。インストパートでの変拍子の応酬は聴きごたえ満点。
（満足度 86%）
登録日：2023-10-01
更新日：2023-10-01
- In The Wake Of Evolution
Release：2010 年
Type：full-length
Label：Inside Out Music
Country：Sweden
Genre：Progressive Rock
11作目。冒頭からメロディックにプログレスする作風。ダイナミズムがありナイスである。ポンプロックの桃源郷はまたしてもカイパの作り出すサウンドが当て嵌まるのだ。また、ハンスのキーボードが全体をコントロールし、ロイネの泣きには及ばないもののパー・ニルソンのギターの踏ん張りも見逃せない。アリーナとパトリックが分け合う形で歌い上げる楽曲も穏やかで癒されますな。相変わらず高品質。
（満足度 86%）
登録日：2023-10-02
更新日：2023-10-02
- Vittjar
Release：2012 年
Type：full-length
Label：Inside Out Music
Country：Sweden
Genre：Progressive Rock
12作目。冒頭からフルートによるフォーキッシュアレンジが新機軸。ポップにプログレスを始める。パトリック中々良いぞ。その後はテクニカル変拍子の嵐、実験的な22分の大作”Our Silent Ballroom Band”が鎮座する。カイパのバンドアンサンブルの凄さを体感セヨ。その後もフックを付けたメロディを配置して聴き手の集中を維持させるベテランのテクニックを遺憾無く発揮。ナイスなアルバムだ。
（満足度 87%）
登録日：2023-10-02
更新日：2023-10-02