-  Amongst the Catacombs of Nephren-Ka
Release:1998 年
Type:full-length
Label:Relapse Records
Country:United States
Genre:Death Metal
1作目。カール・サンダース軍曹率いる、サウスカロライナのデスメタル。ブラストビート率高めでリフが複雑に絡み合うブルータルなサウンドが実に心地良い。転調の激しさも魅力で、古代エジプトや中近東イメージのSEが入るところもナイルらしさと言えるだろう。ダレも無く、最後まで満足度の高いアルバム。
(満足度 89%)
登録日:2024-08-24
更新日:2024-08-24
  -  Black Seeds of Vengeance
Release:2000 年
Type:full-length
Label:Relapse Records
Country:United States
Genre:Death Metal
2作目。サウスカロライナを拠点に活動するブルータルデスメタル、ナイル。ギターヴォーカル、カール・サンダースを中心に活動している。エジプト風の所謂中近東の音階を取り入れながら、ブラストビートで凶悪性を惜しみ無く放出する極上のサウンドを披露。ドラマ性もしっかりと滲ませ、カールのガテラルが響き渡る。後半のトーンダウンが若干惜しいが、二作目にして完成された圧巻の内容。
(満足度 89%)
登録日:2024-08-01
更新日:2024-08-01
  -  In Their Darkened Shrines
Release:2002 年
Type:full-length
Label:Relapse Records
Country:United States
Genre:Death Metal
3作目。相変わらずテクニカルブルデス路線で内容は申し分ないが、音質が籠り気味なのが惜しい。内容が良いだけに、各楽器の輪郭によりメリハリがあれば。
(満足度 86%)
登録日:2024-08-24
更新日:2024-08-24
  -  Annihilation of the Wicked
Release:2005 年
Type:full-length
Label:Relapse Records
Country:United States
Genre:Death Metal
4作目。緻密な構成で展開されるブルータルサウンドは益々先鋭的に。カールの地を這うガテラルと、2本のリフワークが聴きどころ。しかし、少し凝り過ぎのキライもあるかな。十二分にクオリティは高いけどね。
(満足度 87%)
登録日:2024-08-01
更新日:2024-08-01
  -  Ithyphallic
Release:2007 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:United States
Genre:Death Metal
5作目。中近東のSEからナイルらしい独自性に満ちたブルータルサウンドが展開される。ねっとりと絡みつくようなリフワーク、テクニカルなリズム隊によるボトムラインの形成が見事。相変わらずリフは凝り過ぎ感が強いが、クオリティは盤石。
(満足度 87%)
登録日:2024-08-01
更新日:2024-08-01
  -  Those Whom the Gods Detest
Release:2009 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:United States
Genre:Death Metal
6作目。Black Seeds of Vengeance期に回帰したかのようなストレートなデスメタルサウンドが堪らないね!ジョージのマシンガンブラスト、カールとダラスによる緻密ながら爽快感すら感じさせるテクニカルなリフワークが圧巻の出来栄え。そう、これこそが私がナイルに求める理想のサウンドである。カール親父に乾杯だ!
(満足度 95%)
登録日:2024-08-01
更新日:2024-08-01
  -  At the Gate of Sethu
Release:2012 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:United States
Genre:Death Metal
7作目。開始から違和感あり。音の悪さが足を引っ張っている気がするなあ。それを除けば、前作に引き続きサウンドは転調の多いテクニカルなブルデスで素晴らしいのだがね。凝り過ぎていた中期から完全に一皮剥けた感もあり満足度高し。
(満足度 88%)
登録日:2024-08-03
更新日:2024-08-03
  -  What Should Not Be Unearthed
Release:2015 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:United States
Genre:Death Metal
8作目。作風は前作と同路線。シンプルさも重視しつつ、転調も繰り返してナイル特有のアトモスフィアを形成。やはり少しボヤけた音質が没入感を削いでるようで残念さはアリ。
(満足度 88%)
登録日:2024-08-03
更新日:2024-08-03
  -  Vile Nilotic Rites
Release:2019 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:United States
Genre:Death Metal
9作目。前作、前々作の課題であった音質は改善され、ジョージのマシンガンブラストがガツンガツン腹に響く!うん良いよ、この暴力性こそがナイルのストロングポイントだ。カール親父のガテラルも変わらぬ凄みを効かせていてグッと来るし、本作から加入の親父のパートナーを務めるブライアンのリフの刻みも実にクレイジーだ。勿論リードプレイもバッチリ。転調をガンガンぶち込んで混沌感を出しつつリフワークは一本筋が通っており、個人的には、Those Whom the Gods Detest期に回帰した極上のデスメタルアルバム。"Seven Horns of War"のイントロのシンセリフが、ゴジラのテーマを再現しててニヤリ。
(満足度 95%)
登録日:2024-08-03
更新日:2024-08-03
  -  The Underworld Awaits Us All
Release:2024 年
Type:full-length
Label:Napalm Records
Country:United States
Genre:Death Metal
10作目。長らく在籍したニュークリアブラストからナパームへ移籍。カール、ブライアン、ザックのトリプルギター編成となり、更に濃度の高まったデスメタルを展開。良く聴けばシンプルなリフワークながら、スラッシーに転調を繰り返す目まぐるしいサウンドなのは前作同様。エジプトテイストは最低限に留め、ひたすらブルータルな音像がフォーカスされている様子だ。ジョージのウルトラハイパーブラストがうなりを上げ、道ゆく人々をなぎ倒していく圧力が堪らない!爆音で聴いてこそ本作の魅力が更に輝くと言っても過言ではないだろう。ハイライトは、8分超えのラスト”The Underworld Awaits Us All”。ナイルらしいまとわり付くようなリフワーク、激烈な転調と怒涛のブラストでお腹いっぱいになれる。今年リリース作品では、ディーサイドに並ぶインパクトだ。
(満足度 95%)
登録日:2024-09-07
更新日:2024-09-07