-  As the Flower Withers
Release:1992 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
1作目。ドゥーミーで引き摺るようなリフ、メロウなリード、そしてアーロンの咆哮によるデスメタル色が色濃い処女作。パートによりゴシックドゥームだったり、デスメタル調だったりとまだ一定感はない。が、プレイアビリティの面では既に一級品で、今後に期待を持たせる内容である。
(満足度 82%)
登録日:2024-02-07
更新日:2024-02-08
  -  Turn Loose the Swans
Release:1993 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
2作目。耽美性がアップしつつ、従来のデスメタル色も色濃く残す作風である。リフはゴシックドゥーム色が強くなりねっとりとしたマイダイ節が見え隠れするように。まだ発展途上であるものの、その片鱗は感じ取ることができる。
(満足度 83%)
登録日:2024-02-07
更新日:2024-02-07
  -  The Angel and the Dark River
Release:1995 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
3作目。デスメタル色は後退し、本来のマイダイらしい耽美性が発揮され始めた。アンドリューの現在と変わらないメロウなリード、ドゥーミーなリフワークが全体を構築、アーロンの朗々とした語りもまた独自性の一翼をに担っていると感じるね。また、後にクレイドルに加入するマーティンのクラシカルシンセも心地良い。曲中のフックという意味では後期には及ばないがクオリティは作を重ねる毎にアップ。
(満足度 84%)
登録日:2024-02-07
更新日:2024-02-07
  -  Like Gods of the Sun
Release:1996 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
4作目。アーロンの普通声をじっくりとフォーカスし耽美性豊かに展開する作風である。リフもかなりドゥーミー。完全なるゴシックドゥームへと変化を遂げたと言えるだろう。ただ、曲中のフックはもう一歩。
(満足度 81%)
登録日:2024-02-09
更新日:2024-02-09
  -  34.788%... Complete
Release:1998 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
5作目。冒頭のアーロンのデジ風ヴォーカルエフェクトが少々オルタナロック的に。かと言って決して日和った訳ではなく、アレンジ的に耽美性は抑えめなものの本質は変わらない。フックはより増やして欲しいところ。
(満足度 77%)
登録日:2024-02-09
更新日:2024-02-09
  -  The Light at the End of the World
Release:1999 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
6作目。曲調は再びゴシックドゥーム色を強める。ただ相変わらず煮え切らないのがもどかしいが、聴き進めていくごとに中々どうしてマイダイの世界に引き込まれるマジカルさあり。
(満足度 82%)
登録日:2024-02-09
更新日:2024-02-09
  -  The Dreadful Hours
Release:2001 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
7作目。これまでと作風は同じで、毎度全体的に地味目になりがちだが、良い雰囲気を作り上げて最低限のクオリティは保持。マイダイにはそろそろ突き抜けて欲しいな〜。
(満足度 80%)
登録日:2024-02-10
更新日:2024-02-10
  -  Songs of Darkness, Words of Light
Release:2004 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
8作目。ツーバスが踏み鳴らされ不穏なインストパートと共にアーロンがスクリームする。今までと少し違うぞ。そのままノーマルヴォイスでの語りとなり、アンドリュー、ハミッシュによる芳醇な抒情的リフワークが繰り返される。サラによるクラシカルなキーボードアレンジも堪らない。出音が今までと違うのはやはりアンドリューのプレイの変化や、前作から加入のハミッシュの存在、前任のマーティン以来専任のキーボード奏者を復活させたことだろう。全体のクオリティがグッと上がり、暗黒のゴシックドゥーム色が強くなった。私好みである。
(満足度 86%)
登録日:2024-02-10
更新日:2024-02-10
  -  A Line of Deathless Kings
Release:2006 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
9作目。前作に引き続き重厚なゴシックドゥームを展開。アンドリュー、ハミッシュによる芳醇なリフワークの上にアーロンがノーマルヴォイス、時に咆哮を乗せる。やはり二人のリフにフックが出てきて聴き応えが増したのがデカいね。中期マイダイの安定期に入ったか。
(満足度 86%)
登録日:2024-02-10
更新日:2024-02-10
  -  An Ode to Woe
Release:2008 年
Type:live album
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
ライヴアルバム。中期上向きになったメンバー中心での録音ということもあり、パフォーマンスは良好。耽美性を増すサラのキーボードがまたヨシ。アーロン、アンドリュー、ハミッシュのラインは鉄壁か。日英ハーフの新加入美女ベーシスト、レナのプレイも中々。トータルで聴き応えのある初期を総括する作品である。
(満足度 86%)
登録日:2024-02-10
更新日:2024-02-10
  -  For Lies I Sire
Release:2009 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
10作目。サラが脱退しヴァイオリン、キーボード奏者にキャティ、ドラムに前回ライヴアルバムから加入のダンが継続。アンドリュー、アーロン、ハミッシュ、レナ、ダンの盤石となるメンバーにてゴシックドゥームサウンドを構築。アーロンの歌唱は相変わらず捉え所の無い歌メロを軸としつつ、二人のリフワークが兎に角重く非常にメタリック。更なる突き抜け感が欲しいところだが、十分ハイクオリティ。
(満足度 86%)
登録日:2024-02-10
更新日:2024-02-10
  -  Evinta
Release:2011 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
11作目。クラシカルな冒頭が印象的。その後も若干の歌詞はあるが、ほぼ全編インスト。ストリングスやピアノにより耽美性を追求した作品となっている。メタル度は低いがたまに寒い夜長に流したい一枚。
(満足度 80%)
登録日:2024-02-11
更新日:2024-02-11
  -  A Map of All Our Failures
Release:2012 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
12作目。再び通常のゴシックドゥーム路線へ。キーボード、ヴァイオリン奏者にショーンが加入。アーロンの独特のノーマルヴォイスを中心に2本の重たいリフワークで構築されるマイダイオリジナルのサウンド。アーロンは要所でデスヴォイスにスイッチしてフックを付ける。ショーンのヴァイオリンが響き渡る様は、後期マイダイを印象付ける内容である。
(満足度 87%)
登録日:2024-02-11
更新日:2024-02-11
  -  Feel the Misery
Release:2015 年
Type:full-length
Label:Peaceville Records
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
13作目。前作同様のハイクオリティゴシックドゥーム。貢献度の高かったギターのハミッシュが意見の相違で抜け、初期に在籍していたカルヴィンが加入。基本路線は不変。アーロンの浮遊する歌メロにザクザクのメタリックなリフ構成のオーソドックスなマイダイサウンド。初期に比べてメリハリのあるフックを取り込むことに成功し、紛れもない一級のゴシックドゥームバンドへと深化した。
(満足度 87%)
登録日:2024-02-11
更新日:2024-02-11
  -  The Ghost of Orion
Release:2020 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
14作目。パラダイス・ロスト、アナセマと並び、大英帝国の心、マイ・ダイイング・ブライド。アーロンによるメロウな歌メロで歌われるノーマルヴォイスから重低音デスヴォイスのスウィッチのダイナミズム、ねっとりと粘度の高いアンドリューのリフワーク、抜群のタイム感を備えたジェフ、そしてレナによる盤石なリズムセクション、全てにおいて超A級のゴシックドゥーム。上記エレメントが全て揃った冒頭の”Your Broken Shore”は名曲だね。また、全体をピシッと纏めた奥深い抒情性の心地良さは至高である。
(満足度 89%)
登録日:2024-02-07
更新日:2024-02-07
  -  A Mortal Binding
Release:2024 年
Type:full-length
Label:Nuclear Blast
Country:United Kingdom
Genre:Gothic/Doom Metal
15作目。開始からバンドの生命線であるアンドリューによる粘度の高いリフワーク、アーロンのデスヴォイスによりドゥーミーに進軍。そこにショーンのヴァイオリンが絡み、マイダイ独自のサウンドを形成しており、期待通りの作風に仕上げてきた。リーとダンのリズムセクションも重さをキープしており非常にクオリティが高いね。アーロンの浮遊するノーマルヴォイスに好き嫌いが分かれると思うが、本作はデスヴォイスの比率も高いのが個人的に嬉しいし、筆者がこれまで聴いてきた中で一番マイダイらしさと言うか、彼等の本質が表現されたアルバムだと感じる至高の作風である。約11分に渡る”The Apocalyptist”は名曲。
(満足度 93%)
登録日:2024-04-20
更新日:2024-04-20